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06月30日-08号

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  1. 和歌山市議会 1997-06-30
    06月30日-08号


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    平成 9年  6月 定例会               平成9年         和歌山市議会6月定例会会議録 第8号            平成9年6月30日(月曜日)議事日程第8号平成9年6月30日(月)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 承第1号から同第4号まで並びに議案第1号から同第33号まで第3 請願第8号中、要旨第7項第4 議案第36号 固定資産評価審査委員会委員の選任について第5 諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦について第6 諮第2号 人権擁護委員候補者の推薦について第7 発議第3号 郵政事業分割・民営化に反対する意見書案     ----------------------------会議に付した事件日程第1 会議録署名議員指名日程第2 承第1号から同第4号まで並びに議案第1号から同第33号まで日程第3 請願第8号中、要旨第7項日程第4 議案第36号 固定資産評価審査委員会委員の選任について日程第5 諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦について日程第6 諮第2号 人権擁護委員候補者の推薦について日程第7 発議第3号 郵政事業分割・民営化に反対する意見書案総務委員会教育民生委員会産業企業委員会建設消防委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続審査及び調査について     ----------------------------出席議員(44名)  1番  森下佐知子君  2番  姫田高宏君  3番  山口一美君  4番  江上柳助君  5番  角田秀樹君  6番  青山 稔君  7番  貴志啓一君  8番  北野 均君  9番  遠藤富士雄君 10番  佐伯誠章君 11番  麻生英市君 12番  東内敏幸君 13番  メ木佳明君 14番  井口 弘君 15番  武内まゆみ君 16番  藤井健太郎君 17番  平田 博君 18番  新川美知子君 19番  森本保司君 20番  浅井武彦君 21番  森田昌伸君 22番  浦 哲志君 23番  波田一也君 24番  柳野純夫君 25番  石谷保和君 26番  山田好雄君 27番  寺井冨士君 28番  田上 武君 29番  大艸主馬君 30番  堰本 功君 31番  中谷 悟君 32番  南 徹治君 33番  滝口直一君 34番  吉田光孝君 35番  和田秀教君 36番  奥田善晴君 37番  高垣 弼君 38番  武田典也君 39番  岩城 茂君 40番  宮本廣次君 41番  浜野喜幸君 42番  東山照雄君 43番  西殿香連君 44番  九鬼嘉蔵君     --------------説明のため出席した者の職氏名 市長         尾崎吉弘君 助役         浅井周英君 助役         吉井清純君 収入役        勝山勝司君 理事         堅山喜弘君 市長公室長      和佐 慶君 企画部長       久田公昭君 総務部長       小嶋秀三君 財政部長       古賀友一郎君 市民部長       貴志 勇君 福祉部長       中村 保君 保健衛生部長     川口三郎君 環境事業部長     小畑勝巳君 産業部長       岡崎豊之君 都市計画部長     大浦恒夫君 建設部長       中林俊雄君 下水道部次長     薮  晃君 教育委員会委員長   竹内巳喜男君 教育長        坂口全彦君 教育総務部長     米川雅之君 教育文化部長     山口喜一郎君 消防局長       中村清一郎君 水道局長       宮本 忍君 水道局業務部長    新田茂美君 水道局工務部長    臼井貞行君 選挙管理委員会委員長 貴志久治君 代表監査委員     伊藤松雄君出席事務局職員 公平委員会委員長   北本一郎君     --------------出席事務局職員 事務局長       南方 智 事務局次長      松本 功 議事調査課長     生駒明男 議事調査課長補佐   中村 格 庶務課長補佐     寺田 哲 議事班長       尾崎順一 調査班長       濱治 匠 庶務班長       大西勉己 主査         田畑和久 主任         中野光進 主任         石本典生 主任         中西 太 主任         奥谷知彦 主事         志賀政廣     --------------   午後1時13分開議 ○議長(柳野純夫君) ただいまから本日の会議を開きます。     -------------- △諸般の報告 ○議長(柳野純夫君) 諸般の報告をさせます。 ◎事務局長(南方智君) 平成9年6月30日付、和財第323号をもって、市長から追加議案の送付がありました。 議案はお手元に配付いたしております。 次に、同日付、議員浅井武彦君、角田秀樹君、大艸主馬君、井口弘君、遠藤富士雄君、以上5人の諸君から、郵政事業分割・民営化に反対する意見書案が提出されました。 発議第3号としてお手元に配付いたしております。 以上でございます。     -------------- △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(柳野純夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において   浅井武彦君   麻生英市君   角田秀樹君 以上3人の諸君を指名いたします。     -------------- △日程第2 承第1号から同第4号まで並びに議案第1号から同第33号まで △日程第3 請願第8号中、要旨第7項 ○議長(柳野純夫君) 次に、日程第2、承第1号から同第4号まで並びに議案第1号から同第33号まで、日程第3、請願第8号中、要旨第7項の38件を一括議題といたします。 ただいま議題となりました38件についての各委員長の報告を求めます。 総務委員長武内まゆみさん。--15番。 〔総務委員会委員長武内まゆみ君登壇〕(拍手) ◆15番(武内まゆみ君) [総務委員会委員長] 総務委員会の報告をいたします。 去る6月19日の本会議において当委員会に付託されました議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり承認及び可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、三局についてであります。 決算審査に関連して、委員から、当審査については、12月定例市議会に上程され、閉会中の継続審査として行い、翌年の2月定例市議会において報告をし、議決がなされているが、その審査を年内に行う必要性があるところから、可能な限り早い時期に提出できるよう努力されたいと望んだのであります。 また委員から、現在提出している時期を早めることはできるのかとしたところ、収入役より、正確な決算書の作成には、各部からの書類などの照合、また最終段階における印刷でのチェックにも相当期間を要しており、現状においては限界である旨の答弁が行われたのであります。 次に、企画部についてであります。 議案第14号、和歌山市基本構想を定めるについて、これは和歌山市の行政運営の根幹とまちづくりの目標を明らかにし、これを達成するため、平成9年度から平成22年度までを計画期間と定め、基本理念、将来都市像、施策の大綱などの基本方針を示したものである旨の説明が行われたのであります。 これに対して各委員から、1、今回の基本構想には見出しなどがなく、非常にわかりづらい表現になっており、今後の基本計画については、その点を十分考慮し策定に当たられたい。 1、基本構想目標人口は、平成22年度で45万人を想定しているが、近畿地方建設局近畿長期ビジョンにおいては、和歌山県で107万人の人口が、平成22年度では98万人になるとされているところから、基本構想目標人口が達成できるような基本計画を策定されたい。 1、鉄道体系について、大阪などへの都市間の高速化を図ることなどが明記されていない点については、今後の基本計画の策定において十分留意されたい。 1、市長が提唱している陸・海・空の交通施策における陸関係については、将来の本市交通施策に対応するため交通政策課を新設しているが、今後のテクノスーパーライナーの対応や仮にLNG火力発電所が建設されれば、アクセス道路の問題が重要になるところから、担当部として、本市の全体的な交通政策に対応できるような体制を整えられたい。 1、基本構想が議決された後に、長期総合計画の中の位置づけとして基本計画が策定されるということでありますが、今後の都市像については、交通体系の整備やごみ問題という大きな課題が発生してくるのは確実であり、今後、策定される基本計画では、この点も十分検討され、基本構想における将来の都市像の実現のため鋭意努力されたい、等々の指摘や意見がありました。 また委員から、地方自治法の規定により、基本構想を定めるについては議会の議決を必要としている点では、非常に重要性のあるところで、本市の憲法とも言えるものである。しかるに市長が昨年の2月定例市議会において、将来の都市像については、今後、発展が予想される陸・海・空の交通の結節点という地域の特性を生かした人、物、情報が活発に行き交う国際交流都市づくりを考えているという答弁がなされているが、今回の基本構想には、その内容が生かされておらず、その点についてただしたところ、市長より、本市は関西国際空港や和歌山下津港、あるいは紀淡海峡大橋で代表される交通結節機能を備えることから、新たな地域産業の展開や地域文化の創造などにより、将来の都市像の中に含まれている旨の答弁がありましたが、委員から、昨年の本会議での答弁が、今回の基本構想に反映されていない点については非常に残念であるとの意見がありました。 また委員から、基本構想においては、市長の独自性が表にあらわれていないと思慮されるが、その点についてただしたところ、市長より、基本構想は一つの指針であり、今後の基本計画では具体的施策があらわれてくるとの答弁がありましたが、さらに委員から、将来の和歌山市のためにも、基本計画においては市長の特色を生かした表現を盛り込み、本市独自の計画に、より積極的に取り組まれ、行政として市民への周知を図られたいとの要望がありました。 また、関連して委員から、基本構想地方自治体としての理念が基本とすべきであり、その上で、過去の基本構想での反省点を考慮に入れ、基本的な施策を中心とした格調の高い基本構想が必要であるとの意見がありましたが、市長より、将来都市像の「いのちひかる未来和歌山」という意味においても、平和のもとで、歴史や自然の特性、将来への見通し、現状把握を含んだ中で、現実に実行できる基本計画を立てることが重要である旨の答弁がありました。 さらに委員から、当基本構想については、憲法の基本的人権の理念をうたいながら、13年に及ぶ構想の中には、依然として同和問題の完全解決が文書化されている点については、現状の同和問題のあり方、本市の地域性からも必要ではなく、行政としては基盤の整備、民主主義の拡充など、地域間格差をなくすことが重要であるとの意見がありました。 関連して委員から、当問題については、あらゆる差別を解消していく環境づくりが行政としての責務でもあるところから、市長としての信念を前面に出され、差別のない明るいまちづくりを確立されたいとの要望がありました。 また委員から、基本構想の文章には、構想に適さない言葉や理解しがたい言葉が見受けられるところから、今後、基本計画の策定においては、このような点に十分配慮されたい。また、今回の基本構想については、流行語など、概念が明確でない言葉が多く、特色のない表現になっていると思慮されるが、例えば他都市に置きかえても適用するのではないかとしたところ、市長より、他都市の基本構想についても、当基本構想と類似しているところが多く、違っているのは地域性という点にある旨の答弁がありました。 さらに委員から、基本構想というのは、市長の理念などの特色を前面に出し、市民の方々へ訴えるものも必要ではないか。今後においては、市長の独自性を生かし、市民の方々にも共鳴してもらえるような和歌山市独自の基本計画を策定されたいとの意見がありました。 次に、将来の行政のあり方について、委員から、本市の行政については、市長就任後の施策に独自性が見受けられないところから、今後においては、従来の市政とは違った市長独自の特色ある施策を講じられたいとの要望がありました。 次に、財政部についてであります。 一般管理費中、公有財産購入費1,000万円は、和歌山西警察署旧庁舎を購入するための経費であります。 これに関連して委員から、当敷地の確保については、県との貸借関係にある土地との交換も含め、協議中とのことでありますが、現在、本市は非常に厳しい財政状況であるところから、交渉においては、より有利な条件で土地の確保等ができるよう、なお一層の努力を傾注されたい。また、旧庁舎は、昭和38年竣工ということで、かなりの年数が経過しており、耐震構造においても不安の残るところであり、市民の安全を確保する意味からも、改修については、防災面に万全を期されたいとの要望がありました。 関連して委員から、当該敷地の所有については、過去の経緯からも交渉には有利な条件になるやに聞き及ぶところから、今後においては、今日までの経過を調査された上で県との交渉に当たられたいと望んだのであります。 次に、本年度に行われた固定資産評価替えに関連して、委員から、固定資産税は、全般的には税額の据え置き及び上昇において、歳入面は減額にはならないとのことでありますが、今後、より一層の徴収率の向上や税収の確保に全力を傾注されたいとの要望がありました。 次に、議案第18号、土地処分について、これは和歌山市屋形町2丁目23番地の宅地6,431.51平方メートルを学校法人和歌山信愛女子短期大学に5億4,925万954円で売却するものであります。 これに関連して各委員から、1、売却価格については、周辺の更地の坪単価が約100万円ということからも、本市の財政状況を見たとき、坪単価が約25万円という売却の交渉過程において、より高い価格をつけられなかったのか。 1、土地処分の手続については、10年間は用途変更や譲渡できないという制限を付しているとのことでありますが、現実として、税金等がかからない学校用地を、移転を理由にマンション建設地に売却した例もあり、10年以降における移転についても、何らかの手だてが必要ではないか。 1、学校法人の運営については、現在、税金面や補助金等において、負担は少ないところであり、購入の申し入れについては疑問が生じる。 1、当学校法人については、他に学校用地を所有している実情があり、処分地を売却する可能性について危惧する。 1、売買契約については、買い戻しの特約は、民法上10年間の効力ということでありますが、民法の制約を受けない項目を設けるべきである。 1、売却の時期についての理由が定かでなく、疑問が生じる。 等々の指摘や意見がありました。 関連して委員から、売却の相手方である学校法人短期大学については、既に相坂へ移転されており、その移転先の敷地については、中学校等が移転できるに十分なだけの面積があると思慮される。また、学校などの移転には相当の期間が必要であり、売買契約における特約の効力は10年間であることなどを勘案すると、昨年の11月22日の当処分地購入申し入れについては疑問が生じる、としたところ、当局より、この問題については、去年の申し入れだけではなく、数年前からの話し合いの中で、学校からの意向もあり、また本市の財政難の事情により売却に至った旨の説明が行われたのでありますが、さらに委員から、数年前から話があったということについては、短期大学の移転している時期から購入の計画が立てられていたのではないか。さきの答弁では、昨年の11月22日に申し入れがあった旨の説明がなされているが、その答弁の食い違いからは、数年前から交渉が行われ、昨年に合意のもとで申し入れがなされたと受け取れる。当局の答弁については、整合性に欠けており、数年前からの交渉についてただしたところ、当局より、土地の価格面において、学校側との交渉が進まなかったとの答弁がありました。 さらに委員から、土地の価格については、数年前と現在とでは余り変動しておらず、いま一度内容について確認すべきであるとの意見がありました。 関連して委員から、本市が短期大学を誘致依頼したという経緯から、当処分地の地代の安さや補助金等にも関連し、学校法人としては、将来土地を購入したいということで、数年前から話があったのではないかとしたのであります。 また、関連して委員から、本市の財政事情により売却するという意味に理解していたが、短期大学の移転や移転先の敷地にはかなりの広さがあるということからも、購入の申し入れには疑問が生じる。土地の処分については、より慎重に当たられるべきであり、また移転先の敷地面積についても報告が必要であるとの意見がありました。 関連して委員から、当契約については、10年以降の対応についても、用途変更や譲渡に制限が加えられないか調査すべきであるとの意見に、委員会は、調査等が必要であるとし、休憩としたのであります。 再開後、当局より、短期大学については、平成2年10月に開校し、場所は和歌山市相坂702の2番地で、土地の面積については6万4,176平方メートルで、そのうち建物部分は9,373平方メートルである。また、売買契約に係る特約については、10年以上の特約はつけられない。また、その経過については、口頭による報告だけであり、書面の用意はできない旨の説明が行われたのであります。 これに対して、各委員から、1、当議案について、現時点では認めることはできない。 1、10年以上の制約はできないという点からも、当議案については継続審査等の判断をすべきではないか。 1、本市の土地の価格の設定については、購入の場合は高く、売却の場合は安いという実態がある。また、将来的にこの土地を転売する可能性が考えられ、その点からも、土地処分については、いま一度検討されたい。 1、今後の土地の処分については、十分な調査をされた上で提案されたい。 1、市有財産の売買については、財政難を建前にするのではなく、市民一人ひとりの大事な財産であるところからも、より慎重に事に当たられたい、等々の意見がありました。 後日の委員会において、助役より、土地処分については、平成8年11月22日に学校側から用地買収申し入れがあり、市も売却に踏み切った旨の答弁についての訂正があり、市の逼迫した財政事情から、本市が学校側に対して土地売り払いの申し入れを行い、学校側もかねてからの意向であったため、今回の土地処分になったもので、今回の不正確な答弁については、深くおわびしたい旨の陳謝があり、委員長より当局に対して、委員会審議の中で、質問に対する説明が的確性を欠いた点については、極めて遺憾であり、今後、二度とこのようなことがないよう厳重に注意したのであります。 次に、議案第15号、物品購入契約について、委員から、芦原大型共同作業場用のなめし皮革製造機を10億2,900万円という高額で購入する件については、過日の本会議においても、種々論議がなされた経過からも、到底納得できるものではないとしたのであります。 関連して委員から、芦原大型共同作業場にかかわる高額な物品購入契約については、本市の財政事情を勘案する中で、同作業場の運営状況を見たとき不安を抱くところであり、今後においては、その点を十分踏まえ、より慎重な対応をされたいとの意見がありました。 次に、議案第16号、物品購入契約について、委員から、当議案についても、芦原大型共同作業場用袋物製造機を1億2,810万円で購入契約を締結するということでありますが、同作業場については、非常に高額な機械を購入しているところからも、運営については非常に大きな責任があり、経営の失敗については、大きな問題が発生してくるとの指摘がありました。 次に、固定資産税に関連して、委員から、地方自治体に対しては、課税上の一定の裁量権が与えられており、市独自で税収の確保を図る意味からも、港湾加算や収益還元方式を含んだ課税を検討されたいとの意見がありました。 次に、公有財産売払に関連して、委員から、普通財産の未利用地の有効活用は非常に重要な問題である。当局においては、有効活用のできないものについては、財政需要の多いときでもあり、なるべく売却という方針であるが、公有財産は市民の財産でもあり、地価の下落している実態も考慮するべきではないか。今後においては、市民の大事な財産でもある土地を売却する場合には、基金を設立するなど、売却代金有効活用を図るという理念を持ち業務に当たられたい。また、旧中央保健所跡地の売却については、繁華街に位置しているところから、できる限り高い価格で売却されたいとの要望がありました。 また、関連して委員から、今回の屋形町2丁目23番地の土地の処分については、本年2月定例市議会の当初予算の公有財産売払収入に入っている点から、なぜ当初予算に提案しなかったのか疑問が生じるとしたのであります。 最後に、総務部についてであります。 条例、規則等の制定について、委員から、税、手数料など、市民の権利や自由を規制するものについては条例で決められており、それに関し、必要な事項については規則へ委任されているところであるが、最近改正された条例には規則の制定がなく、要綱が設けられていたが、その内容に不備な箇所があったため、これを指摘したところ、改正したという事実があり、この点からも要綱の重要性の認識に欠けているのではないか。 今後、中核市には、独自のまちづくりなどの条例関係が多く必要とされるところから、要綱作成に当たっては、手続上、法制班を経由させるべきである。また、公益性、公共性に関して、条例の制定や改正をする場合には、必要な事項を規則にゆだね、次に要綱に移っていくのが筋道ではないのかとしたところ、当局より、これらの点については十分協議してまいりたいとの答弁がありましたが、委員から、条例とともに規則も改正されるのであれば、条例の提案には、規則を参考資料として添付してはどうかとただしたところ、助役より、参考資料として提出してまいりたい旨の答弁がありました。 さらに委員から、条例から規則に委任する事項の範囲が広いため、規則が条例の内容を制限する可能性もあり、市民の権利や自由を束縛することも考えられるところから、今後の規則への委任については、規則の対象を限定することをいま一度検討されたいとしたのであります。 次に、定年退職者外郭団体等への再就職について、委員から、市職員の定年退職後、再就職先が不足している中、長期間にわたり在職している人もいるやに聞き及ぶが、後進者に道を譲る意味からも、期間を定めて対応すべきではないかとしたところ、助役より、雇用期間が定まるよう努力してまいりたいとの答弁が行われたのであります。 関連して委員から、長期間の在職の理由については、適任であったためということであるが、退職者については、長年の公務員という経験があり、適任という意味においてはすべて同じで、在職期間3年という基準において対応するべきである。また、来年度の退職者を考慮する意味からも準備期間が必要であるとし、市長の出席を求めたいとの意見がありました。 また、関連して委員から、当問題については、当局が対応することではあるが、実態が余りにも指摘せざるを得ない状況から、毅然とした態度で対応されたいとの強い意見があり、委員会は市長の出席を要請したのであります。 市長出席後、委員から、退職者の再就職先における長期在職者について見解を求めたところ、市長より、定年退職により、第2の人生として再就職を考慮することは非常に大事な問題である。また、在職期間については2~3年を目途としているが、長くても5年で対応していきたいとの答弁が行われたのでありますが、委員から、市長の方針として、在職期間は3年と決め対応すべきであるとの意見がありました。 また委員から、後進に道を譲るためにも、最初に3年ということを申し伝え、3年で交代する雰囲気をつくられたいと望んだのであります。 市長より、委員御指摘の点については、十分尊重してまいりたいとの答弁が行われたのであります。 以上が審査の概要であります。 当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(柳野純夫君) 次に、教育民生委員長寺井冨士さん。--27番。 〔教育民生委員会委員長寺井冨士君登壇〕(拍手) ◆27番(寺井冨士君) [教育民生委員会委員長] 教育民生委員会の報告をいたします。 去る6月19日本会議において当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり承認及び可決すべきものと、また請願第8号中要旨第7項については不採択すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、市民部についてであります。 議案第5号、和歌山市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について、これは現在印鑑登録をした人に対し印鑑手帳を交付しているが、これを磁気カードに変更することにより、本年11月に設置を予定している自動交付機でそのカードを使用し、みずからあらかじめ登録している暗証番号で、印鑑登録証明書の交付が受けられるように条例を改正するものであります。 委員から、自動交付機の導入は、全国的に例も少なく、例えばトラブルが発生した場合、その最終責任は市が負うこととなるため、交付機の性能等、他都市の状況を十分見きわめた上で導入するという方法もあったのではないかとの意見がありました。 関連して委員から、本来、かかる新制度を導入する際、行政としては、将来展望を立てた上で事に当たるべきである。今回、自動交付機を本庁1階に2台設置するとのことであるが、市民の方々の利便性を考慮したとき、交付件数の多い支所・連絡所へも設置し、利用状況の把握に努めるとともに、増設も含め計画的に進めるべきではないか。 また、事務の簡素合理化という観点から、磁気カードへの変更となったやに思慮されるが、本制度に切りかえの際、独居老人、身体障害者等、社会的弱者に対する配慮が見受けられないことから、例えば封書等による変更手続など一考を要すべきではないか、等々の意見があり、当局より、委員指摘の点を十分踏まえ、研究、検討してまいりたい旨の答弁がありました。 次に、国民健康保険事業特別会計に関連して、委員から、今後、さらに高齢化社会の進展に伴い、保険料の個人負担の増大は必至であり、現状の階層別賦課方法では、特に中間層の負担割合が大きいと思慮されるところから、賦課方法の改善策を研究、検討すべきである。 本来、国民健康保険事業は、国の責務において行うべきものであるが、現状では実際賦課を行っている市町村の負担が増大するばかりで、本市においても、毎年計上される赤字分を一般財源から補てんするなど、財政を圧迫している。従来から、市長会や議長会を通じ要望していると思慮するが、今後は本市のみならず、近隣市町村との協力はもとより、各自治体が一丸となって、本制度が抜本的に改善されるよう、さらに強力に国へ働きかけられたいとしたのであります。 次に、福祉部について申し上げます。 和歌山市児童育成計画、いわゆる「エンゼルプラン」の策定についてであります。 当局より、国における「今後の子育て支援対策のための施策の基本方向」や「緊急保育対策等5カ年事業としての基本的考え方」を受け、本市としても、昨年、和歌山県等とも連携を図りながら、ゼロ歳から9歳の児童を対象とした子育てサービスの利用状況、意向調査に関するアンケート調査を実施する中、その調査結果等を踏まえながら、庁内関係各課で構成する「児童育成計画策定推進委員会」での協議や学識経験者、関係団体等で構成する「児童育成計画策定委員会」での審議を経て策定したものである旨の報告がありましたが、これに対して委員から、1、今回、エンゼルプランが策定され、今後どのように進めていくかについては、市民参加の観点から、例えば市民の方々が推薦する専門家を選任するなど、あらゆる角度から市民の意見が反映できる方策を検討されたい。 1、計画の期間として、当局では、平成9年度から18年度の10カ年、また緊急保育対策については、平成13年度までの5カ年を目標年次としているが、例えば、今回掲載されている「子供の育児状況」における保育所、幼稚園への措置数について、公立、私立以外はすべて在宅児童数として掲載するなど、無認可保育所に通っている児童数等が全く算入されていないのは遺憾であり、実態把握の分析等、計画策定に当たる当局の姿勢を指摘せざるを得ない。この点、無認可保育所の実態等、十分調査分析した上で当委員会に報告されたい。 1、今後の実施計画では、達成年度に至るまでの具体的な施策が見受けられず、例えば保育所や母子寮において厚生省基準を充足しているかなど、現状を十分勘案する中で、行政としては責任を持って事に当たられたい。 1、本計画中、少子化が及ぼす影響、晩婚化等の問題が取り上げられているが、これに対する抜本的な解消策を、この際、真剣に考えられたい。 1、計画遂行に当たっての実施計画を、より実効性のあるものとするためにも、例えば保健医療、教育問題等、幅広い分野にわたるものと考えられるが、単に他の部局に任せるのではなく、福祉部が全体を総括する中で、イニシアチブをとって事業の推進に取り組まれたい。 1、本計画中、「具体的施策の展開」とあるが、せっかく策定された以上は、それに対する目標点、経過等、具体的に明示すべきではないか。 1、「子供の人権を尊重する教育・啓発」に関して、国においては平成8年度末で地対財特法も失効したことから、あえて「あらゆる機会をとらえて、同和教育云々」との記載がなくても、「児童の権利に関する条約」にもその内容が示されているので十分対応できるのではないか、等々の意見、指摘、要望があり、当局より、委員指摘の点を十分踏まえた中で、計画推進に向け、鋭意努力したい旨の答弁がありました。 次に、外郭団体の職員についても関連して意見が述べられ、かねてから本市を退職した職員が、例えば福祉部所管の外郭団体役員に就任することについては、長年の行政経験等を考慮し、業務の円滑化を図るためのものと思慮されるが、退職後数年にわたり在職しているといった例も見られるところから、この際、現在に至る経過等を十分勘案する中で、3年なら3年とその在職期間を定めるなど、基本的な市の方針を明確にすべきであるとし、助役より、委員指摘の点を十分尊重し、市長にその旨進言するなど、検討いたしたい旨の答弁がありました。 最後に、教育委員会について申し上げます。 議案第4号、和歌山市立和歌山商業高等学校非常勤講師等の報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例の制定については、市立和歌山商業高等学校非常勤講師に対する時間割支給報酬金額を現行の2,700円以内から3,400円以内に改正するものであります。 これに関連して委員から、非常勤講師に対する支給額の改定については、一定の評価をするものの、施設面等、今後改善すべき点もあるやに思慮されるところから、教育の場として充実を図るためにも、現場の意見を十分反映する中で、例えば専門スタッフの配置やプロジェクトチームの編成等、教育予算全体の見直しも含め、長期的展望に立って研究、検討されたいとの要望がありました。 次に、今回、本市梶取に所在する総持寺の総門等が、和歌山市文化財の新指定となったことに関連して、委員から、本来、文化財の指定とは、今後の文化的向上に資するため保存、管理するものであり、指定された以上は、まず文化財として保存するということを念頭に、将来にわたって維持管理等、予算獲得の問題も含め万全を期されたい。 また、国の指定となっている旧中筋家等、本市指定の文化財に限らず、その修復には相当の費用を要するところから、今後、かかる文化財の指定については、財政的な裏づけはもちろんのこと、事は教育予算全体にかかわる問題であるところから、行政として、しかと責任を持って対処されたいといたしたのであります。 関連して委員から、文化財の老朽化等、現実を考慮したとき、例えばその重要性を広く市民に呼びかけ基金を設けるといった方策も一考されたいとの意見に、当局より、委員御指摘の点については、補助金確保も含め検討いたしたいとの答弁がありました。 次に、不登校児への対応について、委員から、不登校児を抱える家庭が集まり、民家を借り受けるなど、カウンセラーの派遣についても独自で対応しているやに聞き及ぶが、そのような現状を踏まえた中で、行政として今後の方向づけなど、当局の見解をただしたところ、現在、教育研究所で実施している「相談活動」及び不登校児が学校へ復帰することを目的とした「ふれあい教室」の充実も含め、問題解消に向け取り組みたいとの答弁がありました。 さらに委員から、単に教育研究者に限らず、不登校児が受け入れ施設の選択が可能となるよう、学校あるいはPTA等を通じ、民間施設の実態把握に努めるとともに、当該施設に対する支援策として、例えば補助金の交付等財政的な措置も含め、何らかの方策を講じられたいと望んだのであります。 また委員から、本問題を根本から解決する方策については、単に教育委員会だけでは対処しがたい問題もあると思慮されるところから、この点、家庭での取り組み等も含め、真剣に検討されたいといたしたのであります。 次に、小学校へ導入される牛乳用保冷庫の設置について、去る2月議会でも種々論議された経過もあるところから、その後の設置状況については、当然報告があってしかるべきではないかとの指摘がありました。 次に、中学校教科書の歴史記述に関連して、委員から、特に「従軍慰安婦」云々の記述について、「従軍慰安婦」といった文言は史実に基づいたものではないとの指摘がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(柳野純夫君) 次に、産業企業委員長宮本廣次君。--40番。 〔産業企業委員会委員長宮本廣次君登壇〕(拍手) ◆40番(宮本廣次君) [産業企業委員会委員長] 産業企業委員会の報告をいたします。 去る6月19日の本会議において当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、原案どおり承認すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、産業部について申し上げます。 農業振興対策に関連して、委員から、農家の方々にとって、農地への固定資産税負担が年々増大していく状況にあり、将来ともに農業を営む上で意欲が損なわれるとの声もあると聞き及ぶところから、この点、本市の農業振興という立場を十分踏まえ、税の減免措置にかわるような奨励金あるいは優遇措置等、何らかの方策を検討されたいとの要望がありました。 次に、中小企業への融資対策について、委員から、長引く景気低迷の中、中小事業者の厳しい経営状況を踏まえたとき、現行の融資制度については増額可能な方向でいま一度検討するとともに、金利変動による資金等の低利への借りかえ等も、より容易に行えるよう一考されたいといたしたのであります。 次に、中央卸売市場の施設等に関連して、 委員から、その現状を見たとき、設備の老朽化が著しいと思慮される箇所もあるやに見受けられるが、実際、当該施設に係る予算が年々減少となっている状況の中、将来の整備計画に危惧を感ずるとし、その対応をただしたのであります。 当局より、委員指摘の点を踏まえ、財政当局と協議し、早急に対処してまいりたい旨の答弁がありましたが、さらに委員から、施設整備がなされることにより、中央卸売市場全体の活性化にもつながると思慮されるところから、今後は、積極的に予算獲得に向け努力を傾注されたいといたしたのであります。 次に、環境事業部についてであります。 審査の冒頭、当局より、ごみ分別収集事業の経過について報告があり、これに関連して委員から、7月1日から12月末までの暫定期間中における指定ごみ収集袋の取り扱いについて、過日の本会議で「暫定期間中のごみ袋は、中身の判別可能なものであれば回収する」との市長答弁がなされたことについて、再度その内容を確認したところ、当局より、環境事業部としては、あくまでも市の指定袋使用を基本と考えており、例えば薄い青色等の袋については、従前どおりの姿勢で対応してまいりたい旨の答弁がありました。 これに対して委員から、今回の市長答弁は、色の指定はなく、一定の改革をされた答弁と理解していたが、当局は依然として従前の方針に固執しており、中身の点検という面において、無色透明と判別可能な収集袋とどこに相違点があるのか。担当部として市長判断に従うべきが本来の姿であり、また市民の立場からいっても、暫定期間中において使用できるものは使用したいと考えるのが当然で、適合すべきか否かの判断は市民サイドで十分可能である。また、現実に市長答弁を受けさまざまな報道もされ、例えば、ある自治会では既にその答弁要旨を回覧する等、現実に多くの市民は、暫定期間中のごみ袋は、中身の判別可能なものであれば回収すると理解しているのではないか、等々の意見があり、さらに委員から、説明会では指定袋以外は収集しないと言明していることを考慮したとき、今回の市長答弁とは、その整合性に大きく欠けている。各自治会では、この問題により大きな混乱を来しているのが実態であり、再度市長と協議の上、早急に方針を徹底する必要があるとし、委員長から当局に対し、各委員の意見を十分踏まえた中で、市としての確たる見解を求めたのであります。 当局より、基本的には指定袋を使用していただくことに変更はないが、暫定期間中は色にこだわることなく、だれしもが容易に中身の判別可能な袋であれば収集していく方向で取り組んでまいりたい旨の答弁がなされたのであります。 以下、ごみ分別収集事業について、各委員から、1、道路、公園等、各種公共施設において排出されるごみについては、当然各施設を所管する部局より提供される指定袋で回収され、市民負担にはつながらないものと思慮するが、いま一度庁内で協議し、その責任の所在を明らかにした上で、十分市民に周知徹底されたい。 1、市指定袋の価格については、現在市販されているごみ袋、あるいはこの制度を既に実施している他都市の袋と比較し高額となっている現状を見たとき、これではあえて暫定期間を設けても、その間に分別収集の市民に対する普及、啓発が行えるか否か危惧を抱く。このような価格に至った原因は、例えば忌避剤入りの指定袋について、美観上の配慮からという面は理解するものの、その対策は、住民の方々の意識を持った取り組み次第で可能であり、また指名業者の承認も、現実に1社のみの独占的な形となっているとし、今後は、価格面からも、多数の業者が本市の規格に合致する指定袋製造に参入でき、必然的に競争原理が作用する方策を検討すべきではないか。 1、今回、モデル事業アンケート集計が資料として提出されているが、7月1日実施を目前に控えた現在においても、当局として、アンケート結果にある市民の意見を分析し、十分総括されたとは見受けられない。今後は、説明会を精力的に行う中で、暫定期間である12月末までに、改善すべき点は改善する等、最善の方策を講じられたい。 1、現在までの委員会審査を通じ、当局の分別収集業務に臨む姿勢を見たとき、先に実施日を設定した感があり、そこに無理が生じていると思慮される。行政とは、1つの新たな事業を開始するに当たっては、まず確たる計画性を持ち、その上で十分協議に協議を重ね遂行すべきが本来の姿ではないか、等々の意見、要望がなされた次第であります。 次に、ダイオキシンに係る法制定に伴い、その対象となる企業が市内に5カ所存在するとのことであるが、中でも本会議で論議のあった安田金属の廃棄物処理問題について、委員から、当該事業所は、橋本市と不燃性ごみを破砕した上、処理する旨委託契約を結んでいるが、実際は回収された状態で焼却されている。本市として、適正処理を行うよう指導するのは当然であるが、一般廃棄物処理の最終責任は各自治体にあるとの観点から、契約を交わしている橋本市に対し、その現状を報告するとともに、事実関係の調査を申し入れてはとの意見に、当局より、委員指摘の点を踏まえ、法律を遵守させるべく強力に指導してまいりたいとの答弁がありましたが、さらに委員から、本市も業務委託を締結する中、委託料として市民の税金を支出している事業所が、適正処理をせず、長期間にわたり、周辺住民に環境面で多大の迷惑を及ぼしていることは遺憾であるとし、当局としても、その実態をしかと踏まえ、文書勧告あるいは業務停止を命じる等、問題解決に向け、さらに一歩踏み込んだ強力な姿勢で対処すべきでないかとの意見がありました。 また委員から、その業務に当たる当該課の職員数を見たとき、決して十分な体制ではないと思慮されるところから、その点、人事当局に対し積極的に働きかけられたいとの要望がなされた次第であります。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(柳野純夫君) 次に、建設消防委員長青山稔君。--6番。 〔建設消防委員会委員長青山稔君登壇〕(拍手) ◆6番(青山稔君) [建設消防委員会委員長] 建設消防委員会の報告をいたします。 去る6月19日の本会議において当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり承認及び可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、消防局についてであります。 委員から、去る4月27日、住友金属和歌山製鉄所において、爆音のように大きな音が起こったやに聞くが、当局に対し、その報告はいかにとただしたところ、当局より、同社から溶鉱炉の安全弁が正常に稼働しなかったため、鉱炉内のガスが放出し騒音が発生した旨の報告を受けているとの説明に、地域住民に対して、こういった経過について何ら通報がなされていない。この点、市民の生命と財産を守る意味からも、専門家等による施設のチェック体制を確立するなど、市民の方が身の危険を感じるといったことなく、安心して日常生活が送れるよう、万全の体制を期されたいと望んだのであります。 次に、都市計画部について申し上げます。 本市のまちづくりに関連して、委員から、本市将来の発展を考えたとき、環状道路の整備等、道路交通体系の充実が必要不可欠であるにもかかわらず、例えば市駅小倉線を初め、幹線道路の整備が遅々として進捗していないのが現状である。こういった道路網の整備のおくれを考慮したとき、最重点路線を集中的に進めるといった方策等も検討すべきではないかとの意見がありました。 次に、中核市移行に伴う権限移譲に関連して、委員から、現在、都市計画マスタープランを策定中であると思慮するが、例えば屋外広告物の規制に伴う景観保全等々、せっかく本市に権限が移譲される以上は、本市将来のまちづくりの観点からも、市独自の特性を生かす中で、十分な対応をされたいとの意見がありました。 次に、建築確認業務に関連して、委員から、明らかに違法と思われる建築物が現実に多々見受けられるところから、近隣住民とのトラブル等、その解消のためにも、建築確認の際には十分留意するとともに、かかる指導の徹底をさらに強化されたいと望んだのであります。 最後に、建築部について申し上げます。 承第4号、市長専決処分事項の承認を求めるについてであります。 これは、平成9年度和歌山市住宅改修資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)であり、平成8年度同会計予算歳入不足額2,869万1,000円に対する平成9年度からの繰上充用については、急施を要するため、市長において専決処分したものであります。 委員から、今回、歳入不足により繰上充用するに至った原因は、貸付償還金の遅延によるものと思慮するが、本事業は独立採算制の特別会計であることからも、一般会計からの繰入金で措置するといった安易な予算配分で財政支援を行うことのなきよう、その点、今後の事業運営を十分踏まえる中、貸付金の滞納分については全力を挙げて回収に努められたいと望んだのであります。 次に、工事請負契約に関連して、全国的に公共工事の談合が問題になっている中、本市においても、本年3月、入札参加業者が監禁されるという妨害事件があり、この背景に談合が取りざたされている。行政としては、公平な受注機会の確保を図る意味からも、入札の透明性を高めるべきではないかとし、その点、業者の登録、発注基準あるいは入札経過についての情報を公表するなど、入札のあり方について一考を要されたいとの意見がありました。 次に、かねてから懸案のスカイタウンつつじが丘造成事業について、冒頭、当局より、販売計画及び分譲価格の報告があり、販売計画については、本年12月から翌年3月までを第1期とし、以後1年ごとに4期に分けて5カ年で完売する予定であります。また分譲価格は、不動産鑑定の評価や近隣の宅地分譲価格等を勘案し、分譲標準価格を1平米当たり9万9,000円と決定し、最低価格を1平米当たり8万5,100円(坪当たり28万1,000円)、最高価格を1平米当たり14万2,600円(坪当たり47万1,000円)に設定する旨の説明がありました。 これに対して各委員から、1、今回、分譲開始に至ったが、市民へのPR活動、販売方法等、積極的に諸施策を明確に打ち出すなど、販売に当たっては最大限の努力を傾注されたい。 1、長引く経済不況により土地需要が停滞している中、分譲開始となれば、相当綿密な計画を立てて事に当たらなければいけないと思慮する。この点、販売促進に向け、何らかの方策を積極的に検討するなど、万全を期されたい。 1、本年12月から分譲を開始したいとしているが、その価格が一番問題であり、この設定が今後の販売計画に大きく影響を及ぼすのは必至である。バブル崩壊後、地価も低下している中、交通アクセスの問題、新駅の設置等々、種々問題が山積していることなどを考慮したとき、現状の坪単価で分譲できるとは到底考えられない。 1、市の試算によると、今回の分譲標準価格で完売した場合でも、市の負担分は約75億円とのことであるが、厳しい本市財政をさらに圧迫するとともに、本特別会計は、本来独立採算制であるにもかかわらず、このような多額の負担を抱えるといった事態に陥ることはゆゆしき問題である。 1、分譲開始に当たっては、本市将来のまちづくりを考慮した一定の方向づけを示すべきである。しかるに、分譲価格の問題あるいは各種公共施設の整備等、かかる現状を見たとき、当初の目的であった住環境整備の整った、安くて付加価値の高い、よりいいものを市民に果たして提供できるのか疑問である、等々の意見、指摘があり、委員会としては、閉会中の委員会において、さらに審査を深めることといたした次第であります。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(柳野純夫君) 以上で各委員長の報告が終わりました。 ただいまの各委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 質疑なしと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 大艸主馬君。--29番。 〔29番大艸主馬君登壇〕(拍手) ◆30番(大艸主馬君) 日本共産党議員団を代表して、議案第3号、4号、5号、9号、10号、12号、13号を除き、反対の立場から討論を行います。 まず、承第1号、市長専決処分は、市債決定により、本来基金繰り入れをしなくて済むところ、平成8年度固定資産税6億3,000万円もの大幅な見込み違いにより、基金繰り入れとなったものです。財政運営上、問題のあることを指摘せざるを得ません。 承第4号、住宅改修資金貸付事業特別会計について、平成8年度歳入不足2,869万1,000円を平成9年度の滞納繰越金の回収によって補おうというものです。この会計の貸付金の原資の4分の1が市への国庫補助金で、残り4分の3が一般起債で、通常の運営でいけば、原資がふえ、貸付枠の拡大となるはずのものです。ところが、現実には国庫補助金を食いつぶし、起債の償還利子の方が貸付利子よりも高いという、貸付事業としては逆転した運営の中で滞納が積み重なり、会計そのものが破綻しています。国の責任も指摘できますが、市の事業運営そのものにも問題があったと指摘せざるを得ません。今後、回収に全力を挙げるために、体制を充実して取り組まれるべきであります。 議案第14号、和歌山市基本構想を定めるについては、97年度から2010年、平成9年から22年までの13年間の市の基本理念を定めるものあります。 国、地方自治体を問わず、汚職、腐敗が多発する中で、住民の行政に対する要望は、浪費とむだを改め、基礎的自治体として、市民の暮らし、福祉向上を図ることが何より求められています。バブル経済を前提とした大型プロジェクトや乱開発を容認してきた公共投資が、多くの失敗と財政危機を招いたことは今では明らかです。 さらに、随所に同和問題の解決が述べられていますが、同和対策の特別法が基本的に終了した今日、一日も早い同和事業の終結と一般対策の充実により、不公平感を取り除くことこそが重要です。和歌山市の基本的な理念としては、だれもが憲法にうたわれた基本的人権が保障される社会の実現に向け、市として取り組む姿勢をこそ示すべきと考えます。 議案第15号から17号は、芦原大型共同作業場のなめし皮革製造機などの機器購入費11億5,000万円余、消費税増額746万円余であり、同作業場の機器だけで17億円余投入するものです。財政難を声高に叫びながら、また地元からも多くの批判や将来の運営に大きな疑問の出ている本件は、異常な支出であると言わなければなりません。今後の推移によっては、市長の責任まことに重大だと言わなければなりません。 議案第19号から33号までの工事請負契約の締結5件、消費税増税に伴う請負額の変更10件となっています。工事請負契約5件はいずれも指名競争入札であり、入札妨害事件後の契約の締結に当たるもので、入札担当官の増員、誓約書の提出など、部分的な改良がなされたとはいえ、入札業務全体についての改善が必要と考えます。入札の公平性、透明性をどれだけ確保されているのか、全く不明であります。 消費税2%の上乗せ、契約変更10件で8,045万7,200円にもなり、今年度地方消費税交付金が満額交付されず、減収補てん債という赤字地方債を発行していることにも見られるように、財政難を一層厳しくするものです。消費税そのものに問題があり、その重みを改めて実感できるものとなっております。 以上をもって反対討論といたします。(拍手)
    ○議長(柳野純夫君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 討論を終結いたします。 日程第2、同第3の38件の採決をいたします。 まず、承第1号から同第4号までの4件を一括して採決いたします。 この4件に対する各委員長の報告は、いずれも承認であります。 この4件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(柳野純夫君) 起立多数。 よって、承第1号から同第4号までの4件は、いずれも各委員長の報告のとおり承認と決しました。 次に、議案第1号、同第2号、同第6号から同第8号まで、同第11号、同第14号から同第33号までの26件を一括して採決いたします。 この26件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。 この26件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(柳野純夫君) 起立多数。 よって、議案第1号、同第2号、同第6号から同第8号まで、同第11号、同第14号から同第33号までの26件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、議案第3号から同第5号まで、同第9号、同第10号、同第12号、同第13号の7件を一括して採決いたします。 この7件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。 この7件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(柳野純夫君) 起立全員。 よって、議案第3号から同第5号まで、同第9号、同第10号、同第12号、同第13号の7件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、請願第8号中、要旨第7項を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(柳野純夫君) 起立多数。 よって、本件は委員長の報告のとおり不採択と決しました。     -------------- △日程第4議案第36号固定資産評価審査委員会委員の選任について ○議長(柳野純夫君) 次に、日程第4、議案第36号、固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。--市長尾崎吉弘君。 〔市長尾崎吉弘君登壇〕 ◎市長(尾崎吉弘君) 議案第36号、和歌山市固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。 和歌山市秋月64番地の8、寺本辰生君は、平成9年7月17日付で任期満了となる現固定資産評価審査委員会委員竹田實君の後任として選任するものであります。 同君は、人格高潔、識見豊富で、広く社会の秩序に通じ、委員として適任と思われますので、固定資産評価審査委員会委員に選任するため、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(柳野純夫君) 質疑に入ります。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 ただいま議題となっている議案第36号については、会議規則第36条の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 議案第36号を採決いたします。 この採決は無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 ○議長(柳野純夫君) ただいまの出席議員数は42人であります。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕 ○議長(柳野純夫君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検させます。 〔投票箱点検〕 ○議長(柳野純夫君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件に同意することを可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次、投票を願います。 点呼を命じます。 〔松本事務局次長・氏名点呼〕 森下佐知子君、姫田高宏君、山口一美君、江上柳助君、角田秀樹君、青山稔君、貴志啓一君、北野均君、遠藤富士雄君、佐伯誠章君、麻生英市君、東内敏幸君、メ木佳明君、井口弘君、武内まゆみ君、藤井健太郎君、平田博君、新川美知子君、森本保司君、浅井武彦君、森田昌伸君、浦哲志君、波田一也君、石谷保和君、山田好雄君、寺井冨士君、田上武君、大艸主馬君、堰本功君、中谷悟君、南徹治君、滝口直一君、和田秀教君、奥田善晴君、高垣弼君、武田典也君、岩城茂君、宮本廣次君、浜野喜幸君、東山照雄君、西殿香連君、九鬼嘉蔵君。 〔各議員投票〕 ○議長(柳野純夫君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 ○議長(柳野純夫君) 開票を行います。 会議規則第30条の規定により、立会人に北野均君、遠藤富士雄君、新川美知子さん、以上3人の諸君を指名いたします。 よって3君の立ち会いを願います。 〔立会人所定の位置に着く〕 〔投票点検〕 ○議長(柳野純夫君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数  42票 これは先ほどの出席議員数に符合しております。 そのうち  有効投票  36票  白票    6票  有効投票中    賛成  36票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、本件は原案に同意することに決しました。     -------------- △日程第5 諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦について △日程第6 諮第2号 人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(柳野純夫君) 次に、日程第5、諮第1号、日程第6、諮第2号の2件の人権擁護委員候補者の推薦についてを一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。--市長尾崎吉弘君。 〔市長尾崎吉弘君登壇〕 ◎市長(尾崎吉弘君) 諮第1号、諮第2号、人権擁護委員候補者の推薦について、一括御説明いたします。 諮第1号、和歌山市東高松4丁目1番21号、林大作君、諮第2号、和歌山市川辺124番地の2、福田寛治君は平成9年9月14日をもって任期が満了となりますが、ともに人権擁護委員を歴任し、推薦基準にふさわしいと思われますので、法務大臣に候補者として推薦するため、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会にお諮りするものであります。 何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(柳野純夫君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 ただいま議題となっている諮問2件については、会議規則第36条の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 これより、ただいま議題となっている2件の順次採決に入ります。 この2件の採決は、いずれも無記名投票をもって行います。 諮第1号を採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 ○議長(柳野純夫君) ただいまの出席議員数は42人であります。 投票用紙を配付いたさせます。 〔投票用紙配付〕 ○議長(柳野純夫君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検させます。 〔投票箱点検〕 ○議長(柳野純夫君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件に異議のない諸君は賛成と、異議のある諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次、投票を願います。 点呼を命じます。 〔松本事務局次長・氏名点呼〕 森下佐知子君、姫田高宏君、山口一美君、江上柳助君、角田秀樹君、青山稔君、貴志啓一君、北野均君、遠藤富士雄君、佐伯誠章君、麻生英市君、東内敏幸君、メ木佳明君、井口弘君、武内まゆみ君、藤井健太郎君、平田博君、新川美知子君、森本保司君、浅井武彦君、森田昌伸君、浦哲志君、波田一也君、石谷保和君、山田好雄君、寺井冨士君、田上武君、大艸主馬君、堰本功君、中谷悟君、南徹治君、滝口直一君、和田秀教君、奥田善晴君、高垣弼君、武田典也君、岩城茂君、宮本廣次君、浜野喜幸君、東山照雄君、西殿香連君、九鬼嘉蔵君。 〔各議員投票〕 ○議長(柳野純夫君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 ○議長(柳野純夫君) 開票を行います。 会議規則第30条の規定により、立会人に森下佐知子さん、青山稔君、佐伯誠章君、以上3人の諸君を指名いたします。 よって3君の立ち会いを願います。 〔立会人所定の位置に着く〕 〔投票点検〕 ○議長(柳野純夫君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数  42票 これは先ほどの出席議員数に符合しております。 そのうち  有効投票  36票  白票     6票  有効投票中    賛成  36票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、本件は異議なしと決しました。 諮第2号を採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 ○議長(柳野純夫君) ただいまの出席議員数は42人であります。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕 ○議長(柳野純夫君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検させます。 〔投票箱点検〕 ○議長(柳野純夫君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件に異議のない諸君は賛成と、異議のある諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次、投票を願います。 点呼を命じます。 〔松本事務局次長・氏名点呼〕 森下佐知子君、姫田高宏君、山口一美君、江上柳助君、角田秀樹君、青山稔君、貴志啓一君、北野均君、遠藤富士雄君、佐伯誠章君、麻生英市君、東内敏幸君、メ木佳明君、井口弘君、武内まゆみ君、藤井健太郎君、平田博君、新川美知子君、森本保司君、浅井武彦君、森田昌伸君、浦哲志君、波田一也君、石谷保和君、山田好雄君、寺井冨士君、田上武君、大艸主馬君、堰本功君、中谷悟君、南徹治君、滝口直一君、和田秀教君、奥田善晴君、高垣弼君、武田典也君、岩城茂君、宮本廣次君、浜野喜幸君、東山照雄君、西殿香連君、九鬼嘉蔵君。 〔各議員投票〕 ○議長(柳野純夫君) 投票漏れはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 ○議長(柳野純夫君) 開票を行います。 会議規則第30条の規定により、立会人に姫田高宏君、貴志啓一君、東内敏幸君、以上3人の諸君を指名いたします。 よって3君の立ち会いを願います。 〔立会人所定の位置に着く〕 〔投票点検〕 ○議長(柳野純夫君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数  42票 これは先ほどの出席議員数に符合しております。 そのうち  有効投票  36票  白票     6票  有効投票中    賛成   36票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、本件は異議なしと決しました。     -------------- △日程第7 発議第3号 郵政事業分割・民営化に反対する意見書案 ○議長(柳野純夫君) 次に、日程第7、発議第3号、郵政事業分割・民営化に反対する意見書案を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 浅井武彦君。--20番。 〔20番浅井武彦君登壇〕(拍手) ◆20番(浅井武彦君) ただいま上程されました発議第3号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 本案は、郵政事業分割・民営化に反対する意見書案でありまして、地方自治法第99条第2項の規定によりまして、内閣総理大臣、大蔵大臣、郵政大臣及び総務庁長官に意見書を提出しようとするものであります。 文案はお手元に配付のとおりでございますので、何とぞ同僚各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(柳野純夫君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、先例により委員会の付託を省略することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 討論なしと認めます。 発議第3号を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(柳野純夫君) 起立全員。 よって、本件は原案のとおり可決と決しました。 お諮りします。 ただいま議案等が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。     --------------総務委員会教育民生委員会産業企業委員会建設消防委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続審査及び調査について ○議長(柳野純夫君) この際、報告いたします。 総務委員長、教育民生委員長、産業企業委員長、建設消防委員長及び議会運営委員長から、会議規則第103条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり閉会中の継続審査及び調査をしたい旨の申し出があります。 お諮りします。 各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付すことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柳野純夫君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 以上で今期定例会の日程は全部終了いたしました。     -------------- △議長のあいさつ ○議長(柳野純夫君) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 今期定例会は、去る6月10日の開会以来、議員各位には連日御精励を賜り、常任委員会委員の選任を初めとする議会構成も完了し、ここに閉会の運びとなりましたことを感謝申し上げます。 今議会において辞職されました吉田前議長、浦前副議長には、就任以来、市政の諸問題に積極的に取り組まれ、本市行政の進展のために御尽力を賜りました。ここに改めて心から敬意を表する次第でございます。 このたび、私どもは、議員各位の温かい御支援をいただき、正副議長に就任させていただきました。まだまだ勉強の足りない面も多々ございますが、市民の皆様に少しでも喜んでいただきたい、この和歌山市に住んでよかったと言っていただける町にしたいという市政に対する熱意だけは十二分に持ち合わせていると自負いたしております。 さて、国では去る6月3日、財政構造改革の推進についての閣議決定がなされ、厳しい歳出削減の数値目標を盛り込んだ指針が示される一方、我が和歌山市におきましても、平成9年度を財政再建元年として懸命の努力を続けているところでございます。この上は全力を挙げて職務に取り組む所存でございますので、どうか先輩・同僚議員、職員各位には、今後とも旧に倍する御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。 暑さ厳しい折でございますので、皆様には健康に十分気をつけられ、市政進展のためますます御活躍されんことをお願い申し上げ、閉会のごあいさつといたします。 本当にありがとうございました。(拍手)     -------------- △市長のあいさつ ○議長(柳野純夫君) 市長尾崎吉弘君。 〔市長尾崎吉弘君登壇〕 ◎市長(尾崎吉弘君) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 去る10日に開会されました6月定例市議会におきまして、上程いたしました平成9年度一般会計補正予算案や特別会計補正予算案を初め、条例の制定、工事請負契約の締結、人事案件等の諸議案につきまして御審議をいただいてまいりました。 この間、議員諸先生方におかれましては、公私何かと御多用の中、本会議あるいは委員会を通じて、連日熱心かつ慎重に御審議をいただき、提案いたしました諸議案につきまして御賛同を賜りましたことを厚く御礼を申し上げます。 また、本会議並びに委員会の審議過程で賜りました御意見、御要望につきましては、十分尊重、留意しながら、今後の市政運営に反映してまいりたいと考えておりますので、なお一層の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げます。 さて、本市では、あす7月1日より、ごみの5種分別収集を実施することになりました。ごみの減量、リサイクルの礎となる分別収集は、これからの地球環境保全の上からも極めて大切なものであります。議員各位の今後ともの御指導をお願い申し上げます。 最後になりましたが、いよいよ厳しい暑さに向かいます折から、議員諸先生方におかれましては健康に十分御留意され、ますます御活躍されますよう御祈念申し上げ、閉会のごあいさつといたします。 ありがとうございます。 ○議長(柳野純夫君) これにて平成9年6月10日招集の和歌山市議会定例会を閉会いたします。   午後2時51分閉会     -------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。   議長   柳野純夫   議員   浅井武彦   議員   麻生英市   議員   角田秀樹...